じいちゃんの手術、全てはここから始まる
ばあちゃんの症状はゆっくり、確実に進行して行きました。
私が ”あれっ” と思い始めてから、もう2年ほど経った頃だと思います。
じいちゃんの腰の具合が、以前から狭窄症を持っており、長い距離を歩く事は出来ず、休み休み歩けば大丈夫な様で手術もせずにいたのですが、本人の意思で手術をして今よりも歩けるようになりたいとの事で、地元の整形外科に診察しに行きました。
その結果、腰の狭窄症よりも重い病が見つかりました。
私の介護生活、全てはここから始まりました!
じいちゃんの病気
その整形外科で言われた病名は、
”首の靭帯骨化症”
という病気でした!
私も主人も全然聞いたこともない病名だったのですが、首の靭帯が骨と癒着?結合?してしまい、そのまま放っておけば、首の神経が切断されて亡くなるだろう!
という事でした。
直ぐに近くの総合病院に紹介状を書いてもらい、見て貰う事になりました!
総合病院で見て貰った結果も、やはり靭帯骨化症で間違いないとの事で、早急に手術が必要であるという見解でした。
ばあちゃんの認知症も進んでいたので、じいちゃんの症状や手術の事もどの位ちゃんと覚えれいるのか、理解できているのかも私にはわかりませんでした。
じいちゃんの手術
総合病院での診断の結果を受け、半月程でじいちゃんが手術をする事になりました。
県内でも外科手術で腕のいいとされる先生がそこの総合病院に居たため、その先生が手術をするという事でした。
手術の説明に病院に行く事もあったのですが、ばあちゃんは聞いても忘れてしまうので、私と、主人も一緒に説明を聞きに行きました。
家のじいちゃんは”超自己中心的な性格”で、自分の考えと合わない事があれば、他人様にも怒鳴りつけるような人です。
会社でもかなり出世した人なので、周りの人間はみんな自分より下だ!
と思っている節があるのは私も感じる事があります。
それは、若い頃からそうだった様で、主人はそんなじいちゃんの事が好きではありません。
後になって聞いた話では、主人は若い頃からそんな風だったじいちゃんが大っ嫌いで、育ててくれた親だから一緒に暮らして面倒は見るが、ああいう人間には絶対なりたくない!とずっと思って育ってきた、との事です。
これも後から聞いた話ですが、ばあちゃんの事は、中学、高校と反抗期のひどかった自分の面倒を見てくれたのは、ばあちゃんだからいつかは恩返ししたい、と思っていたようです。
話がそれてしまいましたが、そんな自己中心的なじいちゃんですが、命に係わる手術のため、家族全員で説明を聞いてくれという事でした。
主人曰く、こういう所はケツの穴の小さいジジイだ!
という事ですw
手術当日
手術の当日は、主人も仕事を休んで病院に行きました。
私も仕事を休み、私、主人、ばあちゃんの3人と、じいちゃんの実家からわざわざおじさん、おばさんと主人の従弟まで来てくれました。
手術は9時頃から始まったのですが、その間もばあちゃんはソワソワして落ち着いていられない様でした。
ばあちゃんの居ない時に、主人がおじさんたちに、今のばあちゃんの物忘れが多いという現状を伝えていたようです。
長い時間手術をして、夕方になる頃手術が終わりました。
部屋に戻ってきたじいちゃんと、まだ麻酔が冷め切らない状態でしたが一応話をし、その日はみんなで家に帰りました。
おじさん、おばさんと従弟はそのまま帰って行きました。
手術は成功した!
と担当医から聞かされて家族みんなでほっと胸をなでおろしていたのですが、思いもよらなかった事態がこの後発生します!
長くなりましたので今回の記事はここで一旦切る事にします。
ここまで読んでくれた方がいましたら、本当にありがとうございます。
感想や、読みにくい等の事がありましたら、コメント欄に入力して頂けると今後の記事作成に役立ちますので思いを書いて頂けると嬉しいです!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません